ホームブログ老人介護支援センター第4回介護者教室を開催しました

ブログ

第4回介護者教室を開催しました

[老人介護支援センター] 2013年11月18日

先日11月13日(水)、13:30より介護者教室を開催いたしました。
今月は認知症をテーマとして、前半・後半の二本立てで行いました。


前半は高松市地域包括支援センター職員の川上氏と高原氏をお招きし、「認知症サポーター養成講座」と題して講話をいただきました。


「認知症サポーター」とは認知症を理解し、認知症の人や家族を見守る人のことで、みんなで認知症の人とその家族を支え、誰もが暮らしやすい地域をつくっていくための取り組みの一環です。
他人ごととして無関心でいるのではなく、皆が、自分たちの問題であるという認識を持つことが大切なのです。


講話では、認知症に対する知識と、サポーターになるために大切なことをお話いただきました。

サポーターは、決して「なにか特別なこと」をやるひとではなく、「応援者」である。
たとえ具体的な援助はできなくても、理解者であることを示すだけで、認知症のかた本人や家族の気持ちはぐっと楽になるのです。


皆さまにはサポーターの証「オレンジリング」が配られました。
これから認知症への理解と知識を持ったサポーターが増え、それぞれの地域で活躍してくださることを願っています。


後半は当施設の管理栄養士・和泉佳世が、「おいしく食べて認知症予防ケア」と題してお話をさせていただきました。
認知症予防に効果的な栄養素をご紹介し、それらを美味しく摂取できるメニューを実演しました。




左上から時計回りに
1.ブロッコリーとかぼちゃのヘルシーごま和え
2.カンパチのカルパッチョ
3.お魚ハンバーグ

1は、美容やカゼ予防効果のあるビタミンC、老化防止のビタミンEを同時に摂ることができます。
2・3は脳の神経細胞を活性化させるDHAと、血液サラサラ効果で脳梗塞や心筋梗塞予防効果が期待できるEPAが豊富に含まれています。



画像奥のミキサーでは「小松菜とキウイのグリーンスムージー」を作っています。
こちらも1のお料理と同様、美容やアンチエイジングに効果的!


皆さん熱心に料理の手順を観察され、試食いただき「おいしい!」とおっしゃって下さいました。
お配りしたレシピを見ながら、ぜひお家でも作ってみて下さいね。


これから深刻な超高齢者社会を迎える私たち。
認知症の方々に対するケアや予防の知識を皆で身につけ、地域で支えていくことが、より大切になってきます。

地域のつながりを大事にし、公的機関・医療機関、家族・近隣コミュニティ・ボランティア等の様々な社会福祉ネットワークが連携し、高齢者の方々を支えていくことができる。
そのような環境を整えるお手伝いをしていきたいと私たちは考えます。

難しいテーマではありますが、共に支えあい、時には楽しみながら取り組んでいきましょう。
今回の教室が皆様にとって、そのヒントになれば幸いです。

これからも介護者教室のご参加お待ちしております。


老人介護支援センターあかね 川口


ブログトップ

このページの先頭へ戻る