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「いとより姫さん」の伝承をご存知ですか?

[イベント] 2016年02月23日

去る2月3日、節分のこの日、高松市西浜漁港にある「いとより姫さん」を祭っている神社で、お接待が行われました。
地元の民生委員さんよりお誘いを受け、生きがいデイサービスの皆さんと、お邪魔させていただきました。



「いとより姫」を皆さんご存知でしょうか?知らない方でも「いただきさん」という言葉は地元の方だったら、ご存知だと思います。
サイドカー付きの自転車にのって、魚の行商をされているいただきさん。数こそ減ったものの、今でも高松市北部の風物詩として、私達の穏やかな日常を支えて下さっています。
そのいただきさんの先祖、と言われているのが、「いとより姫」さん。後醍醐天皇の第二皇女で南北朝の争いの渦に巻きこまれ讃岐の西浜の地に流され、その生涯をさぬきで過ごしたとされています。
姫は網糸をつむいだり、糸をよったり、地元漁師のとってきた魚を売ったりして生計を立てていました。
これが、「いただきさん」発祥の原点だったと言われており、いただきさんの守り神としていまでも祭られているのだそうです。



今回お祭りに参加した生きがいデイサービスの皆さんも、職員よりもいただきさんの事にお詳しく、色々と教えていただきました。
うどんやぜんざいをごちそうになり、沢山の方達と触れ合えて、利用者の皆さんも大満足だったようです。
高松市の伝統として、この「いただきさん」と「いとより姫伝説」は、いつまでも大切にしたいですね。


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