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認知症サポーター養成講座& 『四国八十八ヶ所 お砂踏み』が開催されました

[老人介護支援センター] 2014年07月09日

7月9日(木)老人介護支援センターあかねの平成26年度 第2回介護者教室が開催されました。


第1部 講座の様子

第2部 お砂踏みの様子


第一部は高松市地域包括支援センターによる認知症サポーター養成講座です。
あかねで開催されるのはこれが2回目で、今回は認知症介護に関心のある地域の方、取引企業の方など多数のご参加をいただきました。


昨年の養成講座のようす
【認知症サポーターキャラバン】をご存じですか?

この講座は、認知症を正しく理解してもらうことで、家族や地域で認知症の人を支える「サポーター」の一員になってもらうことが目的で、参加された方にはサポーターの証「オレンジリング」が手渡されました。
認知症介護と聞くと身構えてしまいがちですが、正しい理解があれば小さなことから誰でもできることを、この講座を通じて多くの方に知っていただければ幸いです。


オレンジリング


第二部は趣を大きく変えて、「四国八十八ヶ所 お砂踏み」。


お砂踏みとは、四国八十八ヶ所の札所の「お砂」を集めて、それぞれの札所に見立てた「お砂」を踏むことで、八十八ヶ所の巡礼と同じご利益が得られるとされるお参りの方法です。今回は、四国八十八ヶ所霊場会のご協力により実現しました。
霊場会からは、第58番仙遊寺第76番金倉寺第82番根香寺第86番志度寺からそれぞれ副住職がお見えになり、代表して、仙遊寺の副住職・小山田弘憲さんから法話をいただきました。



随所に笑いをまじえつつも勉強になる、とてもありがたいお話をいただいた後、全員で般若心経を唱えると、いよいよお砂踏みの開始です。
赤じゅうたんの下には、それぞれの霊場のお砂が敷きつめられており、上に立てられた屏風には霊場の御本尊のお姿が並びます。そのありがたみを目と足で感じつつ、ゆっくりと歩みを進めていく利用者・入居者の皆さん。実際に札所に行くことはできなくても、もちろん車椅子でも、そのご利益は変わりません。



巡礼のしめくくりには、立派なお守りをいただきました。お参りされた皆さんは、口をそろえて「ありがたいありがたい」。本当に喜んでいただけたご様子でした。



職員も一緒にお参りをさせていただきました。お砂と屏風を目の前にすると自然と厳粛な気持ちになり、思わず手を合わせずにはいられません。信仰が生活に密着していた時代ははるか昔になりましたが、その空気に触れる感覚は、今なお私たちの中に生きていることを実感させられました。

今年は四国霊場開創1200年の記念の年にあたり、世界遺産登録を目指す活動もあいまって、霊場会のお砂踏みは全国規模で巡回しているそうです。そんな中、地元で開催させていただく機会に恵まれたのは幸運だったといえます。


お砂踏みキャラバン


霊場会の皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。


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